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ミラージュ F1はダッソー社のミラージュ・シリーズにおいて唯一、通常の水平尾翼を備えた戦闘機です。
1963年のフランス空軍からの次期主力戦闘機における仕様要求に対し、ダッソー社ではミラージュGやミラージュⅢVなどの新機軸を採用した機体を開発していましたが、海外へのセールス面において価格や信頼性から不利になることも予想し保守的な設計の単発エンジン戦闘機の開発も並行して進めていました。
1966年に試作初号機が初飛行し1973年よりフランス空軍へ配備が開始され、1970年代から80年代にかけてフランス空軍の主力戦闘機となりました。
海外へのセールスではF-104の後継としてF-16と競合しましたが、リーズナブルな価格とシンプルな機体構造などにより南欧や中東、アフリカ諸国への輸出は好調で約500機程が輸出されました。
ミラージュF1はフランスでは2014年に運用を終了しましたが、海外の各国軍や民間軍事会社などではまだ現役で運用されています。

本書では単座型と複座型、そしてフランスはもちろんスペインやリビア、モロッコなど世界中の空軍で活躍する姿を多数のカラー写真を用いて紹介しています。

・82ページ
・カラー写真多数
・判型：240mm x 240mm
・解説：デューク・ホーキンズ

実機諸元：
・全幅：8.4m
・全長：15.0m
・全高：4.5m
・空虚重量：7,400kg
・エンジン：スネクマアター9K-50×1
・最大速度：M2.1
・航続距離：1245nm(フェリー)
・乗員：1人
・固定武装：30mm DEFA550x2
・搭載可能武装等：
R550 マジック
AIM-9 サイドワインダー
シュペル 530F
AM39 エグゾセ
AS30 空対地ミサイル
各種爆弾
ロケット弾ポッド
増加燃料タンク
偵察用機器ポッド

ベルギーのHMH出版より発売

※メーカー都合により入荷予定月と実際の商品仕様が変更になる場合がございます。予めご了承ください。