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VM-Tはソ連版スペースシャトル「ブラン」及び「エネルギア」ロケットを工場からバイコヌール宇宙基地まで輸送するため、M-4爆撃機をベースとして設計された規格外貨物輸送機です。
M-4爆撃機の背面に大型貨物を載せる構造となっているVM-Tは、単垂直尾翼から水平尾翼の両端に双垂直尾翼を取り付ける形式に変更され、超重量・大容積の貨物を搭載するため操縦系統にフライ・バイ・ワイヤが導入されました。
1981年に初飛行した本機は当初その設計から就役中の事故が大いに懸念され、西側の航空評論家は「ソビエト的合理主義は、時に科学という名の魔法によって飛行機を飛ばすことを可能にする」と評したとされていますが、現在までに致命的な事故を起こしたことはなく、また墜落事故によって失われた機体もありませんでした。
VM-Tは後継機のAn-225ムリーヤが就役した1989年に引退しました。

このインジェクションプラスチックキットにはVM-T用の新規金型製の胴体・尾翼パーツと2種貨物ポッド、1種類デカールとエッチングパーツ、塗装マスクシールが付属しています。

※メーカー都合により入荷予定月と実際の商品仕様が変更になる場合がございます。予めご了承ください。