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砲兵発電車は第一次世界大戦時にシュコダ包囲榴弾砲を輸送するため、オーストリア=ハンガリー帝国で開発されたトラクターです。
本車は搭載された6気筒ガソリンエンジンで発電機を動かし、発生した電気により自身の後輪ハブの電気モーターを駆動させ走行するのと同時に、後方に接続されたM.16トレーラーの車輪のモーターに電力を供給することで自走させるというシステムを採用していました。
第一次世界大戦後に砲兵発電車とトレーラーはチェコスロバキアに接収され、1938年9月のミュンヘン会談の後にドイツはチェコスロバキアから改良型であるB-Zugを購入し運用しました。
M.16トレーラーは牽引されるのではなくモーター駆動により自走する為、通常のトレーラーより登坂能力に優れていましたが、その複雑な設計によりメンテナンスが極めて困難であった為、その後同様のシステムを採用する牽引貨物車両は現れませんでした。

※画像はどれも商品を組み立てて塗装をしたものです。

プラスモデルの1/35スケールレジン製キット

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