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この潜水艦はソ連海軍が1970年代に従来の潜水艦の潜航深度を大幅に上回る実験潜水艦の技術研究のために計画・開発されました。

さらに、この685号計画においては単なる実験艦でない実戦運用に堪える潜水艦であることが要求されました。

この要求に応えるため、ルービン設計局は船殻にはチタン合金を採用し、さらに極限まで外殻開口部を少なくする工夫が施されました。

また大深度での緊急事態に備えた緊急脱出システムとして、全乗員を収容しての浮上・脱出が可能な脱出室がセイルに組み込まれました。

この計画から得られた技術的知見は後の原潜にも生かされて、船体設計と原子炉はシエラ型に受け継がれ、のちにアクラ型に発展しました。

計画当初2隻が建造される予定でしたが予算上の問題から「コムソモレツ」と命名されたK-278の1隻のみが作られ、1984年に就役して1988年に深度1020 mの記録を樹立しましたが、1989年に火災事故で喪失しました。

このインジェクションプラスチックキットは完成時には全長約334mm、1数類のデカールとエッチングパーツが付属しています。