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1/35ピックアップトラックでメーカーデビューしたMENG Models（メン・モデル）のインジェクション・プラスチックモデル第3弾、

「1/72 萱場 かつおどり ラムジェット戦闘機」です。キットサイズは全幅約12cm、1箱に2機入りとなります。

■萱場（カヤバ）はショックアブソーバー他自動車部品メーカーとして知られるカヤバ工業株式会社の前身です。

同社は戦前、各種グライダーや動力機の開発・製造を手がけており、航空機産業の発展に寄与しました。

特に無尾機では有名でした。

■かつおどりラムジェット（パルスジェット）戦闘機は太平洋戦争後期にプランニングされた

多くのペーパープランの一つでした。発進は固形燃料4本で行いスピードが上がった時点でパルスエンジンに切り替わる方式だったようです。

武装は30mm機関砲（推進弾使用）2門、航続30分、上昇限度15,000ｍ、最高速度900kmとういう要目でした。

（キット概要）

　本キットはメンモデル初の航空機模型となります。1作目からペーパープラン機ということですが、

今後のラインナップもこうした予定があるようで。興味の多少はモデラーによってあるでしょうが、

今後の展開はいずれにしろ楽しみなメーカーです。

　さて、キットは2機入りとなっていますが、価格も抑えられていますので、好感が持てます。

1機あたり1ランナー（部品点数25個）とキャノピー部品（1個）で構成されます。

もともとパネルラインの少ない航空機だったのでしょうが、少ないながらも施された彫刻は繊細な凹で表現されています。

離陸用ロケットなどもスライド金型を用いていますので、排気口を真円に整形する手間はありません。

　コクピットも必要最小限の部品点数にとどめられていますが、コックピットはよく見える部分ですので

手を入れる方は腕の見せ所です。また地上移動用のキャリーと　なんと！爆撃機懸架用部品が付属します。

デカールは2機種分で244戦隊風のものが用意されていますが、各自がお持ちのストックを利用するのも楽しいかと思います。

　何しろ想像に任せる部分の多い航空機ですので、気軽に楽しんで頂ければと思います。